今日の妖怪:鳳凰

描く妖怪について妻に質問をしてみることがありますが、時折彼女は”それは妖怪じゃない”と言います。そこで私は、”ウィキペディアでは妖怪と書いてあった”と言います。まぁ、ウィキペディアの信憑性についてはさておきまして、今日の妖怪についてご説明する前に、ここで少し”妖怪”について考えてみたいと思います。

妖怪について色々と調べてみる内に分かった事がありましたのでご紹介しましょう。
日本の言い伝えの中には多くの異なった種類の超自然的な生物が存在します。妖怪,お化け,幽霊,神,鬼,都市伝説,その他の超自然的な/伝説の生物などの既存のカテゴリーの中に分類できないもの達です。そしてそれらの生物にはそれぞれ多くの異なった背景があり、中国や日本の言い伝えから来ているものや、仏教,神道,作家や画家によって創造されたものなどあります。また、今日の多くの日本人が”厳密には妖怪ではない”としている生物は、多くの古い妖怪に関する本では”妖怪”として表記されている事もあり、それらの事がどうやら混乱を生んでいるようです。

そこで、ここに出てくる生物が厳密には妖怪ではないかもしれませんのでただ注意書きをしたいと思います。それらは幽霊かもしれませんし、神かもしれません。もしかしたら伝説の獣かもしれません。今回は、それについて絶好の”妖怪”だと思いますよ。

「今日の妖怪シリーズ」今日は鳳凰です。

この鳥は多くの異なった名前があります。よくみられるのはフェニックスという名前ですね。しかし、フェニックスと鳳凰は似ていますが完全に同じではありません。ウィキペディアによると、英語では鳳凰は中国での呼び名がそのまま使われており、fenghuang:フェンフォァンと呼ばれています。鳳凰は中国の伝説が日本に伝わったものであり、厳密には妖怪ではないかもしれませんね。

鳳凰はとても希少で荘厳な鳥であり、美徳・気品・皇統を表し、容姿はキメラに似ています。
日本ではその容姿は、鳥の嘴に燕の顎、蛇の首を持つと言われ、体の前半分は麒麟、後ろ半分は鹿から成り、背中は亀で尾は魚であるとされています。体は6つの天体を象徴(頭は空、目は太陽、背中は月、翼は風、足は地球、尾は惑星)しており、羽は五つの原色(黒・白・赤・青・黄)があります。鳳凰は時に足が3本で描かれている事もあります!

鳳凰は古い日本の芸術作品の中で特に人気があったモチーフです。日本で最も有名な鳳凰は、鳳凰堂があることで知られている京都の平等院の屋根の上に見ることができます。それと同じ鳳凰を1万円札の後ろに見つけられますよ。

鳳凰の名前にはおもしろい言い伝えがあります。かつて鳳と凰(中国ではfengとhuang)は別々の鳥であり、鳳は雄、凰は雌であったといわれています。そして彼らは陰と陽、男らしさと女らしさ、善と悪の調和を保つ存在でありました。
何かの時点で彼らは一つの鳥になりました。中国の言い伝えでは、鳳凰の身体には特別なコンセプト(頭は美徳、翼は義務、背中は礼節、腹部は信念、胸部は慈悲)があるといわれています。中国の言い伝えによる鳳凰や、象徴されるものの重要性がどのくらい日本に伝わったかは定かではありませんが、中国で伝えられているものと現在の日本における鳳凰とでは違いがみられ、伝わった時から徐々にそのあり方が変わってきているようにも思われます。

鳳凰

鳳凰

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