「今日の妖怪シリーズ」今日は「おとろし」です。この妖怪に関しては実在する記録などがなく、ミステリアスな妖怪です。
「おとろし」についての最も古い記載は、鳥山石燕(とりやませきいん)によるイラストだと思われます。そこでは、「おとろし」はぼうぼうとした長髪のおどろおどろしい妖怪であり、鳥を手にして鳥居の上にいるとされています。
「おとろし」の姿のオリジナルは定かではありませんが、画家達の間では「おとろし」はよく描かれており、それぞれにオリジナルな「おとろし」を創造しているようです。しかし、「牛鬼」とは違い基本となる部分は全て共通しているようで、長髪に牙、不気味な笑みに神社の守り神であるかのように伝えられている言い伝えがあります。
不信な者、非道な者などが神社の鳥居をくぐろうとすると、鳥居の上から物凄い勢いで落ちてくるといわれています。
日本の神社を訪れたときは、鳥居の上を見上げてから中に入りましょう!

おとろし
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